アルファード――その名を耳にするだけで「特別」を感じたあなた、きっと少なくないはずです。
2023年に登場した新型アルファード40系は、単なるミニバンを超え、「移動するラグジュアリー空間」への進化を遂げました。
今回は、元ディーラー営業かつ現役査定士の視点で、「新型アルファードの内装進化」と「カスタムおすすめポイント」を徹底解説。
家族の快適性、日々の実用性に彩りを加えるアイデアを集めました。
あなたがクルマに求める“安心感”や“ちょっとした贅沢”が、この記事にきっと見つかります。
この記事を読むとわかること
- 新型アルファード40系の内装進化ポイント
- 快適性を高めるおすすめ内装カスタム
- 後悔しないカスタム選びと査定のコツ
新型アルファード40系の内装、ここが変わった!
2023年のフルモデルチェンジで誕生した新型アルファード40系。
その内装は、単なる“高級ミニバン”という枠を超え、家族を乗せる空間としても、移動そのものを楽しむ舞台としても、大きく進化を遂げました。
ここでは、その進化したポイントを実体験とプロの視点から解説していきます。
まるで高級ホテルのような後部座席
新型アルファード40系の真骨頂とも言えるのが、2列目キャプテンシートの快適性。
パワーリクライニングとオットマンを備え、座った瞬間にまるで高級ホテルのラウンジにいるかのような感覚に包まれます。
シート素材やアームレスト、サンシェードまで細やかに配慮されており、長距離移動でも家族全員がリラックスできます。
運転席周りの機能美と先進性
ドライバーにとっても、アルファードは特別な空間です。
14インチの大型ディスプレイやデジタルメーターは視認性・操作性ともに優れ、静粛性を高めたキャビン設計により、まさに“走る書斎”と呼ぶにふさわしい空間となっています。
長年運転してきた私でも、この包まれるような運転席には感動しました。
家族思いの収納・装備の進化
ファミリーカーとして見逃せないのが、収納と乗降性の工夫。
コンソールボックスやグローブボックスの容量が増しただけでなく、2列目のドリンクホルダーや引き出しトレイなど、「あったら嬉しい」が詰まっています。
さらに、スライドドアから出てくるユニバーサルステップは、子どもや高齢者にも優しく、まさに“家族のためのミニバン”という進化が見て取れます。
アルファード40系の内装カスタム|おすすめのアイデアとポイント
純正の高級感を損なわずに、自分らしさや使い勝手を高めるカスタムは、まさに“自分仕様のラグジュアリー空間”を作り上げる鍵になります。
ここでは、実際に人気のあるカスタムを、プロ目線で深掘りします。
シートカバー&フロアマットで高級感アップ
防水・汚れに強い素材でありながら、合成革やカーボン調PUレザーなど高級感あるデザインを選べるシートカバーは、家族での使用に最適です。
TikTokでも「新型アルファード40系の座席カバーで、お子様にも安心な防水仕様」との投稿があり、安全性と美しさを両立する実例として注目されています。
また、専用設計のフロアマットを敷けばグリップ性と車内統一感が高まり、上質な印象をプラスできます。
アンビエントライトで夜の車内を演出
夜間のドライブに“非日常感”を添えるのがアンビエントライト。
OM品ではありますが、128色以上から選べるキットや、明るさ・色調をオリジナルメニューから操作できるダイナミックライトが人気です。
TikTokでは「#アルファード40系 フルモデリスタ アンビエントライト施工✨」とハッシュタグが躍り、純正OEM品質の施工事例も多く見られます。
心理学的にも、青や紫などの間接照明色は“落ち着き”と“特別感”の両立をもたらすとされ、車内の雰囲気作りに一役買います。
モニター追加や音響の強化も注目
特にファミリー層から人気なのが、後席専用モニターの追加。
長距離ドライブで子どもが飽きずに楽しむアイテムとして定番です。
また、スピーカー交換やサブウーファー追加による音響強化も「音質が違う!」と実感しやすく、中〜高音域のクリアさと低音の厚みが格段に向上して、移動中が“映画館のような空間”に変わります。
内装カスタムの注意点と選び方のコツ
せっかく手をかけて仕上げるカスタムだからこそ、失敗や後悔は避けたいところです。
ここでは、私自身の経験や査定士としての知見をふまえ、「やってよかった」と思える選び方のポイントをご紹介します。
ディーラーオプションと社外品の違い
まず大切なのは、「どこから何を選ぶか」という入口の判断。
ディーラーオプションは価格こそ高めですが、やはりフィッティングや質感の安心感は抜群です。
特にシートやトリムなど“日々触れる部分”は、純正品ならではのしっとりした質感や、経年劣化の少なさが活きてきます。
私は実際に「純正の方が長く愛せるな」と感じることが多かったですね。
一方、社外品は「自分らしい一台にしたい」という方には心強い味方。
カラーバリエーションや個性的なデザインの豊富さは魅力です。
ただ、商品によって品質にばらつきがあるため、レビューや実績のあるメーカーを選ぶのが鉄則です。
・ディーラーオプション:品質安定、保証あり、やや高価
・社外品:デザイン自由、安価、当たり外れあり
予算別・おすすめカスタム例
カスタムは「どこに予算をかけるか」で印象が大きく変わります。
個人的には、“家族がよく触れる場所”や“長く目にする場所”から手を入れるのが失敗しにくいと思っています。
例えば、子どもがいる家庭なら防水シートカバーや収納トレイは本当に便利。
逆に「最初はあまり使わなかったけど、後で付けたら世界が変わった」のがアンビエントライトでした。夜のドライブが少し“ご褒美”みたいになるんですよね。
【控えめ予算】
・PUレザーシートカバー/専用フロアマット
・後席USBポート拡張【中予算】
・間接照明(アンビエントライト)
・後席モニター+ヘッドホンセット【高予算】
・本革張り替え&オットマン付きシート
・高音質オーディオシステム(社外DSPなど)
中古市場で評価される内装カスタムとは?
「どうせカスタムするなら、将来の下取りにも活きるようにしたい」…そんな考え方も増えてきました。
査定士の立場から見ても、“評価されやすい内装カスタム”は確かに存在します。
具体的には、「純正風で違和感がないもの」や「機能的で実用性のあるパーツ」が好まれます。
たとえば本革調のシートカバーや、収納を増やすカスタムは査定でもプラスになりやすい傾向にあります。
逆に、LEDがギラギラしていたり、DIY感が強い内装はマイナスになってしまうことも。
・純正風の内装パネル(木目調、メッキ加飾など)
・落ち着いた色調のシートカバー(本革調)
・コンソール内収納、ドリンクホルダーの拡張など
・天井や床を傷から守るマット類
まとめ
新型アルファード40系の内装は、すでに「完成された上質」を感じさせる仕上がりです。
しかし、そこに自分なりのこだわりや、家族との時間をもっと快適にする工夫を加えていくことで、このクルマは“道具”から“相棒”へと変わっていきます。
たとえば、夜のドライブでふと目に入る間接照明の柔らかな光。
雨の日に子どもが濡れた足で乗っても安心できるシートカバー。
そんな“小さなカスタム”が、暮らしの中の大きな安心や喜びにつながっていく——私はそう信じています。
大切なのは、価格やスペックだけでは測れない、「自分にとっての価値」。
アルファードというクルマは、それを丁寧に形にしてくれる“キャンバス”のような存在です。
カスタムを通じて、ぜひあなたのライフスタイルにぴったりな一台を作り上げてください。
ライター紹介:杉山 剛志(すぎやま・たけし)
※この人物は架空のライターです。本文内の感想や体験談もフィクションとしてお楽しみください。
1976年・神奈川県生まれの設定。
ディーラー営業として約10年、のべ1,000組以上の車選びをサポートした後、中古車査定士に転身。現在はカーライフアドバイザーとして、暮らしに寄り添う車選びの提案や、車用品のレビューを架空体験ベースで執筆中。
家族持ち・郊外生活という設定を生かし、「実用重視の車選び」「家族とのカーライフ」「元営業マンならではの選びの視点」に強みあり。
記事はすべてフィクションですが、“ありそうでリアル”な車との付き合い方を、読者の目線で語ります。